プール、公園の池、噴水、冷却塔・海水処理などの「水藻」やスライム(ヌメリ)を防止する無公害で安全な水処理装置です。殺藻・殺菌作用があるので、これ等の増殖の抑制効果により、水の透明度が増加し、水の美観とクリーンな水質を保つ重要な役割をします。
水を使って冷却するような装置の内部や配管にスケールやサビの発生を抑え、付着している古いスケールやサビなどを徐々に除去して、除去した後も、薬品に頼らず、配管や設備装置を常にベストコンディションに保つ水処理装置です。
スライムはヌルヌルとした、のり状の物でパイプや壁面に付着し、成長するものですが、これ等は土中に住んでいる微生物や細菌・バクテリア・カビ類が風と共に運ばれて水中に入り、増殖したものです。これに藻類が発生すると、そこに住み付き著しく増殖し水を汚染し水流を悪化させて大変不衛生で危険な状態になり、近くで働く人や通行人が吸い込むと集団で病気になる可能性があります。従って滝や噴水・湖水・冷却塔・水槽・風呂・プール等は充分な衛生管理が要求されます。
水の中には不純物として、カルシウム・マグネシウム・シリカ等というミネラル分がイオ ンとして溶けています。水を循環して使ったり、水温や圧力が変わったりすると水が蒸 発して、それまで水に溶けていたミネラル分が過飽和となり、溶けていられなくなり、自然結晶として析出し配管や装置の内面に固く付着していきます。これをスケール(水垢) といいます。
スケールには炭酸カルシウム主体(大理石や石灰)の物とシリカ主体(ガラス状)のものがあります。カルシウム系は酸で溶解しますがシリカは酸に不溶解で、簡単には落ちませんのでフッ化水素酸(猛毒)で落としますが銅やステンレス管を著しく溶かすので、大変厄介なスケールです。
処理された濃縮水のミネラル成分は粉体状の結晶なので、乾くと管内には軟質の薄い緻密な白色のミネラルのライニング皮膜(防食皮膜)が形成されるので水中の酸素と配管の腐食反応を遮断できるので防食が可能になります。
噴水や滝・池の水がグリーン色となり、ヌメリで美観を失い、異臭が発生したりプールや風呂は、きわめて不衛生となり、危険な状態になります。 これ等のトラブルの解決には一般的に次亜塩素が消毒剤として利用されますが、人の 肌や目・髪・喉に悪影響があり、あまり多く投入する事は危険であります。従ってできるだけ少ない投入量で済むようにアクアクリアを併用するのが最適です。
工場等では冷却塔や熱交換器内の銅管内面等にスライムやスケールが付着すると通水量の低下と熱交換効率が著しく低下し、冷却不能となり、生産機械等が温度の上昇によりストップしてその生産機能が失われます。その都度薬品洗浄を伴い処理水の排水はできませんのでかなりのコストがかかります。
発電所や重化学工業等では海水による冷却が行われております。海水には、多くの微生物がおりますので冷却器の管内に住み付き増殖する事により、通水量が低下し熱効率が下がります。アクアクリアは、そうしたトラブルを解決致します。